新築戸建て住宅の平屋は本当に高いのか

こんにちは。  

SUNRISE-arc株式会社（アールプラスハウス松本店）の奥原です。 

今回は、最近お問合せの多い新築での平屋のお家についてお伝えしていきます。 

松本市内の新築現場でも多く見かけるようになってきましたね。

平屋を希望されているお客様からよく理由として聞かれることは、 

・老後の生活を見据えている。 

・1階だけで生活を完結させる間取りがいい。 

といった理由をお聞きすることが多いです。 

しかし、2階建てとおっしゃられるお客様の中にも「本当は平屋がいいけど、色々な住宅会社に高いと言われているので2階建てにします」という方も多くいらっしゃいます。また、平屋がいいからローコストな住宅会社の中から選ぶという方も多いのかもしれません。 

平屋の価格が高いと言われている理由は 

・基礎工事の面積が大きくなるから 

・屋根工事の面積が大きくなるから 

ということが代表的な部分です。 

例えば同じ床面積30坪の家で、平屋と総二階のお家があった際に平屋の方が総二階のお家の2倍基礎、屋根の工事面積が必要となることから、一般的には平屋はコストアップします。 

では実際に平屋は高いのか？というと「ケースバイケース」というとても曖昧な答えになってしまいます。。。 

先ほどの「平屋」と「総二階」の価格比較の前提条件としては、同じ床面積であった場合です。 

平屋と2階建ての違いは当たり前ですが、「階段」があるかないかがあります。 

平屋であれば、まず階段の分の面積を減らせる可能性があり、各居室に対しての廊下も2階建てに比べて減らせる可能性もあります。 

「平屋にすると思っていたより床面積がいらないかも？」「思っていたよりコストアップにならないかも？」というケースもあり、お客様の思い込みで平屋は高いから諦めようと決めつけないことをおススメします。 中には「平屋キャンペーン」なるものをしている住宅会社さんもあるかもしれません。（SUNRISEでは行っておりません）

どうしても平屋の展示場、モデルハウスは2階建てに比べると少ないため、建物の大きさの感覚が2階建てのままという方もいらっしゃいます。 

特に4人家族の子育て世代のご家族で、子供部屋は2階でいいけど、夫婦の寝室は将来を考えて1階がいいというような生活スタイルを希望している方の場合、2階建てにすると子供部屋のために「階段」「2階のトイレ」「廊下」が必要になってきます。こういったケースの場合、土地の状況にもよりますが、2階建てから平屋にする提案させて頂くときもあります。 

1人暮らしなど住む人数によっては圧倒的に平屋の方が有利なケースもあります。 

　最初から平屋、2階建てといったところにこだわりを持つことも大事ですが、ご自身の生活スタイル・ご予算を伝えて、どちらの計画が最適なのか住宅会社に相談をして頂くのもありではないでしょうか？ 

　最後に平屋の建物価格以外のメリット、デメリットをお伝えします 

メリット 

①老後も安心 

②家族の距離感が近い 

③高気密高断熱の家であれば、少ない冷暖房器具で家中快適 

④構造的に荷重が少ないので横に広い空間を計画しやすい（耐震性を確保しやすい） 

⑤断熱性能ＵＡ値が比較的よい 

⑥お子様が小さい時も階段の上り下りを気にしなくてよい 

⑦ペットと暮らす家でも階段の段差を気にしなくてよい 

デメリット 

①土地の広さが必要なケースもあり、土地購入の際は土地予算アップが必要 

②立地によっては日当たりの確保が難しいため、天窓などの計画が必要。 

③太陽光発電も影になりやすい 

④水害リスクのある時に2階に避難することができない 

⑤環境のいい方角が限られる場合、そこに配置できる部屋が少ない 

⑥眺望を確保しづらい 

⑦プライバシーの確保の検討が必要 

↑南の窓から光がとりづらい時には、勾配天井にしてハイサイド窓から光を取り入れることも有効です。

これから家づくりをされる方は、色々な可能性があります！ 

ご相談お待ちしております！ 

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