リビング吹抜けにある梁を利用して橋をかける

SUNRISE-arc株式会社(R+house松本店)の若井です。

今年は雪が降らないまま冬が終わってしまうのではと、スタッドレスタイヤの減りを気にしていたら降りましたね^^

まあまあ降ったので、雪かきついでにかまくらを作ってみましたが、何故か次の日には入り口が埋まっていました。

一応冬らしい景色を見られたことで、良い春を迎えられそうだと勝手に思ってこれからを過ごしていこうと思います。

 

それでは今回は「橋」をもとにブログを書いていこうと思います。

「橋」と言ったら、黒檀、檜、栗や欅などいろいろな材質のものがありますよね。長さ、太さ、色も様々でって、それは「箸」でしたね。私自身の箸は、持ちやすさを考えた太さで、自分に合った使い易い長さ、そして素材を考えて自ら削り出したものをいつか使おうと思っておりますが、現在は市販のものを使っています。

 

それでは、いろいろな素材があるということで、

話を戻しまして、「橋」いわゆる「bridge」についてですが、

「箸」と同様に、「橋」にもいろいろな素材や種類(構造)のものがあります。

素材でいえば、木や石、鋼やコンクリートなどがありますし、

構造でいえば、アーチ橋、吊り橋、桁橋にトラス橋、斜張橋等があります。

世の中には大小様々な橋が架かっていますが、大事なのは「その場に合っているか」だと思います。

どんなに良い素材や構造でもその場に合っていなければ、受け入れ難い存在となってしまいます。

作る側が、そしてそこに住む人やそれを見る人の意見を聞きながら、皆で考えて作ることで納得の行くものになるのだと思います。

 

さて、昨年お引き渡しをした新築の家の中にも「橋」がありましたので、ご紹介したいと思います。

まず目に入ってくるのが、南側(この写真の左側)の一番良いところに階段?と思うかもしれませんが、見た目もおしゃれな鉄骨階段で、さらに蹴込板を無くすことで、開放感もあり日差しも沢山入ってくるよう考えられています。家族が集まれる明るい場所がほしいとのお客様の希望に合った提案が建築家によって現実のものとなっていると思います。

そして広いリビングの上に見えているのが「橋」です。

階段を登って吹抜け空間に橋を架けております。

橋の両側には構造として必要な「梁」が入っています。

ただの廊下とならないよう、アイアン手すりとすることで視界を遮らず、吹き抜けさらに広く感じられる空間としております。橋の両側に壁を作ってしまうと視界が遮られ、狭く感じ、後悔につながります。

間取りによっては、この橋から吹抜けの窓の掃除もします。

吹抜けに梁を通して「橋」を作る理由には耐震性を高める理由もあります。

大きな吹抜けを作ることによって、家がねじれやすくなることを防ぎます。

「大きな吹抜けを作りたい」という方は梁が必要になることもありますのでその梁をいかにおしゃれに見せて、生活の空間になじませるか、どんな照明とするのか色々と考えなければいけない要素はありますがその辺は経験豊富な弊社にお任せ頂ければ最適なアドバイスをさせて頂くことができます。

 

キッチンからダイニング、そしてリビングへと使い易い回遊動線、明るく清潔感のある空間等、

施主様の思いが形になるよう、何度も打ち合わせを重ねながら「お引渡しの日」を迎えられるよう、

私どももお手伝いさせていただきたいと思っています。

このお家は、「どのように建築されたのだろう」、「どの様な仕組みなのだろう」、と気になるところがあると思いますが、そんな疑問には私どもができる限り、分かりやすく説明させていただきたいと思っています。

 

構造のこと、素材の事、他に疑問があれば何でも聞いてください。その場では答えられなくても、お客様が納得いく答えを探してお渡ししたいと思っています。

「R+ハウス」が皆様との橋渡しとなることを祈って、日々頑張って行きたいと思います。

 

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