偏心率

こんにちは。 

SUNRISE-arc株式会社R+house松本店)の若井です。 

 

皆様は猛暑の中どのような対策をしてお過ごしでしょうか。 

私は、エアコンと扇風機を使いなんとか過ごしていますが、 

寝ている時にエアコンが切れると、あまりの暑さに目が冷めてしまいます。 

布団の上で少しでも冷たい場所を探してはいるものの、結局またエアコンを付けてしまいます。 

 

さて話は変わりますが、 

今回は住宅の性能の中でも「偏心率」について簡単にお話したいと思います。 

 

まず、「偏心率」を説明する前に知っておいてほしいのが、「重心」と「剛心」ですが、 

「重心」とは建物の重さの中心、「剛心」とは建物の強さ(かたさ)の中心です。 

「偏心率」とは、その2点の距離「偏心距離」の差の程度を表した数値のことです。 

 

「偏心率」の数値は小さい程良い住宅といえますが、 

その距離が離れるほど、ねじれ易く壊れやすい住宅となってしまうのでできる限り 

距離を近づけたいものです。 

 

建築基準法では、木造住宅の「偏芯率」の目安としては0.3以下になるようにと規定されています。 

 

弊社では0.3という数値を下回ることはもちろんですが、 

偏心率を下げる方法、そしてよりしっかりと地震力や風圧力に耐えるねじれにも強い住宅になるよう、 

構造計算を標準仕様としていますが、その中にある許容応力度計算という計算をし、 

算出されたねじれ補正係数を計算に入れ、それに伴う壁量を割増しして対応しています。 

 

数値を小さくすることも重要ですが、デザインや間取りに影響が出ないよう、 

難しいところではあるのですが、住宅を建てる上でかなり重要な部分ですし、 

しっかり考えて設計していきたいと思っています。 

 

今回は「偏心率」についてかんたんに書かせていただきましたが、 

興味をもっていただけましたでしょうか。 

 

偏心距離同様に家族の距離も近い方が良い。 

いやそこは少し距離があった方が・・・んー簡単じゃない・・・ 

 

私どもは日々できる限りお客様の希望に添える住宅をつくろうと考えています。 

少しでも疑問点があればお時間をいただくかもしれませんが、なんなりとご相談ください。 

 

ともに、いいすまいをつくっていきましょう。 

 

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