鉄平石を新築住宅でつかってみる
SUNRISE-arc株式会社(R+house松本店)の上原です。
季節は、冬ですが、今年は寒暖差が激しいのであまり冬っていう気がしないのが正直なところです。
今回は、前々回に続き素材のお話です。
みなさんは、鉄平石ってご存知でしょうか?
鉄平石は、安山岩の一種で割ると平らになる石です。建築用内外装用石材としても使われます。
主な産地としては、長野県の諏訪、佐久地方で数多く算出され、諏訪では、昔、屋根材としても利用されていたそうです。
今でも、古い家の外壁の一部に張られているのを見かけることもあります。
見かける度に、色味は、渋いけどタイルとは、また違った石の良さがあり、うれしくなります。
そうは、言っても公共の外構アプローチに使用される事も多く、知らず知らずの内に目にふれているはず。
この鉄平石を、住宅の玄関ポーチや外構・アプローチに使用してみるのは、いかがでしょうか?
玄関、アプローチに使用するのであれば、形としては、方形の形できれいに張るのも良いし、乱張りの様に不揃いの形を組み合わせて、張るのも面白いです。
ピンコロ(100角ぐらいのサイズ)のものを使い石畳のような感じもよいかもしれません。
色が渋いのでなじみます。
これは、玄関ポーチに鉄平石を使用した事例です。
ポーチの平の部分、階段の踏面部分を乱張り、立上りの部分を方形で張ってあります。
また、外構として 敷地と外の仕切りにブロック塀ではなく、鉄平石を小端積みにして仕切るでも
よいかも。詳しくは「鉄平石 小端積み」で画像検索してみて下さい。
言葉だけでは、何ですかそれと言われてしまいますので、
身近で見られるのは、松本メディアセンター3階のレストロリン というレストランの入口に鉄平石が張って
あります。
この前、見て驚いたのは、上諏訪駅の植え込みの鉢に鉄平石が使われていたので、こういう使い方も
ありかと感心してしまいました。
新築住宅や外構工事をされる際には、身近な場所に自然石を取り入れてみるのも、良いのではないでしょうか。
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