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2世帯をゆるやかにつなげる住まい。
基本的な生活は分けるが家族がつながる空間も提案する住まい
Works Case#007 安曇野市S様邸

ご夫婦家族とお母様が住む住まい。お互いにストレスを感じづらく、かつ家族の気配は感じられる住まいとなった。お子様も最大3人を想定した。

「二世帯に緩やかなつながりを」

建築家/稲沢 謙吾
(椙[ すぎ ]設計室 一級建築士事務所)

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建築家稲沢氏は、計画段階でこれから第二子の出産を控えたご夫婦に、自身の子育て経験も踏まえた提案を行った。敷地の広さは一見十分だったが、将来的に敷地内のご主人様の仕事場の建築も計画されていたため、二世帯住宅を建て、かつ室内で生活するときにはできる限り仕事を忘れ、家族団欒ができる空間提案が求められるプロジェクトとなった。同居される親御様とのつながりもを持たせることも忘れず、かつ干渉しすぎない距離感を提案しお施主様にご満足を頂いた。

建築家プロフィール/稲沢 謙吾
Entrance

Entrance

道路からは隠れた位置に配置された玄関。雨が降っても濡れない場所とし、道路から見える面にはレッドシダー張りも施しアクセントとなる。

Dining

Dining

玄関からLDKに入る場所へは子供たちが友達を連れてきても、気兼ねなく生活できるよう建具を配置。建具の上部は廊下との温度差が生まれづらいよう空間を設けた。

Living

Living

リビングからは仕事場が見えないような位置に窓を計画。また掃き出し窓から出るウッドデッキでは親御様とのつながる空間とした。

Facade

Facade

道路側からはインパクトのあるワインレッドをアクセントとし、窓の配置は同一サイズのものをリズミカルに配置。

Hall

Hall

玄関からリビングまでの廊下は側面の建具はハイドアにし、線をそろえている。またリビングの入口に建具を設置することにより、来客・親御様が入浴する際などに程よく距離を取る役割をしている。