Kitchen
キッチンバックには雑貨屋巡りが好きな奥様がお気に入りのキッチン雑貨を置ける。
受け継がれてきた広がりのある土地に建築することを決め両親の家へのアプローチにも配慮。また室内では落ち着ける空間づくりと景色を楽しめる工夫を忘れない。住まい手の帰宅時に「テンションが上がる」家づくりとなった。
建築家/山森 隆司
(山森隆司建築設計事務所)
このプロジェクトで山森氏が課せられた課題は、住み手が早く家に帰りたくなるような家。かつ帰ってきた時にテンションが上がる家にしてほしいということ。また山森氏が敷地内を見た際に感じたことは、実家が隣にありどのようにアプローチをしやすくするのか、西側は近所の方々が共有で使っている畑で多数の人が農作業をする環境であった。
みし側にはアルプスが望める好立地ではあるが、シンプルな動線を叶えたこの物件は多数の方にご好評をいただいた。国際的に活躍される山森氏が掲げる「大胆に、繊細に、シンプルに」が表現された家となった。
建築家プロフィール/山森 隆司キッチンバックには雑貨屋巡りが好きな奥様がお気に入りのキッチン雑貨を置ける。
広々としたLDK。キッチンからつながるダイニングテーブルには6人が座っても十分な大きさ。キッチンの横にダイニングテーブルを設置して配膳も楽々。黒板スペースには家族のメッセージや子供のお絵描きスペースとして利用できる。
テレビスペースの背面はインパクトのあるアクセント壁とした。リビングには大開口の冊子を配置しそこからウッドデッキへつながる。床はアカシアを採用。
シューズインクローゼット~パントリー~キッチン、そこから洗面所〜キッチン〜ダイニングへと抜けられる回遊動線は家事にも育児にも最適。
白にレッドシダーのアクセント。レッドシダーは木材の中でも濃淡にばらつきが出る特徴があり、暖かさとカジュアルさのイメージを伝えてくれる。
外の景色を眺められるスタディーカウンターを設置。隣地の畑からは室内が見えず、室内からのみ景色を望むことができる。
造作の洗面台。長年愛され続けているランタン型モザイクタイルを採用。トラディショナルな釉薬(ゆうやく) づかいが、レトロなイメージを創ります。