Façade
外壁はリシン吹付。アクセントに板張りを設け、柔らかな雰囲気にしました。北アルプスへ目線が抜けられるよう工夫しました。
計画地は安曇野市に位置する農地に囲まれた住宅地の一角。遠景に北アルプスを望むことができ、広さも十分に備えた土地。単世帯から二世帯へ変わる可能性も考慮した柔軟性のある住まい。
建築家/波々伯部 人士
(一級建築士事務所アールタイプ)
計画地は安曇野市に位置する。農地に囲まれtあ住宅地の一角で、西側の遠景に北アルプスを望むことができる。地形を生かして、南東から光を取りつつ、北アルプスへ目線が抜ける空間を計画しました。
建物の配置を計画する際には、日影図を元に敷地にどのような影ができ、広い敷地のどこに建物を配置することが最適かを考えました。受け継がれてきた、敷地のポテンシャルを十分に発揮しつつ、住むお客様が使いやすい動線、採光の取り入れ方考えました。室内の日の入り方も、アルプスを望みつつ、西日が入りすぎないよう配慮しました。
外壁はリシン吹付。アクセントに板張りを設け、柔らかな雰囲気にしました。北アルプスへ目線が抜けられるよう工夫しました。
階段にある窓から入る自然の光で、階段やリビングを明るく照らします。玄関には飾り棚を設けました。お花を飾り、帰ってきてホッとできる空間です。リビング、2階、水回り、和室など各方面へ動けるようにしているため、結婚、出産などライフスタイルの変化が起きたときも住む人が使いやすい動線としました。
ソファに座ったときに、一番空間に広がりを感じる計画。真南に大きな窓を設けると、隣家や倉庫が気になるためやや西側に目線を外し、北アルプスへ向け目線が抜けられるよう計画してあります。造作テレビ台の下には照明を設け、まるで映画館にいるようなゆったりとした雰囲気をつくり出すことができます。
造作のテレビ台の上には開口を設け、階段にある窓から自然の光を取り入れる工夫をしました。和室とのつながりもあり広さをより感じやすいリビング。
リビングに通らずに和室に入れるよう計画。玄関・リビングと繋がっているため、疲れて帰ってきてすぐゴロンと寝転がることができます。来客時もリビングを通らずに使うことができる
洗ったものを干して畳んで収納が完結する脱衣室。すべてが脱衣室で済むので奥様には嬉しい動線です。作業台もその他の造作家具と合わせた材料で製作しました。
お気に入りのタイルのある造作洗面台。タイルは、ツールボックスのフォグタイル(クラウドグレー)。目につきたくないものは、ミラーの中に収納できます。家族がいつでも使いやすいよう脱衣室とは別に洗面台を設置しました
間接照明を設けて落ち着きのあるトイレにしました。凹凸のある壁紙を間接照明で照らすことで豊かな陰影を生み出すことができます。造作カウンターには、ペーパーホルダーや芳香剤を置くことができます。
モダンな雰囲気の主寝室。趣味のものを飾れるよう可動棚を設けました。テレビを設置する面には、間接照明を設け柔らかな光が主寝室に癒しとくつろぎを生み出します。2階の各部屋からもアルプスの景色を楽しめるのも特徴。