Facade
外壁はリシン吹付にアクセントで板金、軒天には杉材を使用しました。ウッドデッキと目隠しフェンスも杉材で統一。3つの異なる素材をバランスよくデザインし住宅地のアイストップとなる外観になっています。
分譲地の入り口にあるため、アイキャッチとなるようコーナー部分は外壁の質を変えている。また道路から室内への視線を配慮した目隠しフェンスも設置。畳コーナーを中心に、ダイニングヌック、リビング、スタディーカウンター、キッチンを計画している。
建築家/中田 啓予
(一級建築士事務所ナカタヒロヨスタジオ)
南の道路に面した、形のいい土地。設計をする上で日当たりは申し分なく条件のいい土地。開放感を出しながら、周りからの視線も遮るという一般的に矛盾が生じる部分も、室内の窓の配置、ガーデン計画を同時に行うことで矛盾を解消した。
室内は、家族のつながりを保ちながら、程よい距離感がとれるような配置とし、1階に家族が自然と集まり、それぞれの場所で、一人一人が自分のやりたいことができる空間とした。2階の廊下はスノコとすることで、採光がとれる。ご家族らしさが表現された、落ち着ける住まいとなった。
外壁はリシン吹付にアクセントで板金、軒天には杉材を使用しました。ウッドデッキと目隠しフェンスも杉材で統一。3つの異なる素材をバランスよくデザインし住宅地のアイストップとなる外観になっています。
軒天・ウッドデッキ・目隠しフェンスの素材を杉材に合わせて統一感のある空間に。夏の日差しを遮るため深い庇を設けました。デッキテラスでプール広げて遊んだり、BBQをしたり。楽しい雰囲気が溢れます。
玄関を入るとダイニングヌックのブラインドからあたたかな光がお出迎えしてくれます。また動線もキッチン、ダイニング、リビング、水回りと4方向へ通じており無駄なく室内を行き来できる。
アクセントクロスを間接照明で照らし明るい雰囲気に。畳コーナー下には、おもちゃや本。木製固定棚には大好きな小物や、好きな本。隠したいものは、扉付きの収納の中へと収納力も確保木製棚と造作のテレビボードは素材を揃え、シンプルなデザインとしました。
キッチンからリビングへと視線がぬけてお子様を見守ることができます。また、リビング側とダイニング側に目線が抜けるようになっており広がりを感じる計画となっています。
リビング側にもキッチン側にもむいているのでお料理しているお母さんと会話しながら宿題もできます。ベンチ代わりにしてテレビも見ることができます。
多様化できるダイニングヌックでは、家族みんなで食卓を囲む場所。夫婦でコーヒーを飲みながらホッとできる場所。あたたかな空間になっている。造作ベンチのクッションにはご家族の好きなカラーを採用。コーナーに設けた窓からは朝日が入ってくるとともに、出勤するご主人を見送るお子様たちが目に浮かびます。
玄関からまっすぐのびた軸線に階段と2階すのこ床からカウンターに光が落ちてきます。カウンターはキッチン側、畳コーナー側両面から座ることができ、キッチンに向かっての勉強も、家族に向かっての事務作業もできるカウンターとなっています。
大きな窓から1階のカウンターへあたたかな日差しを取り組むことができます。アルプスの眺望も楽しめます。