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細長い敷地を最大限に活かした、20代の平屋
Works Case#020 松本市A様邸

南北に10m、東西に30m。俗にいうウナギの寝床のようではあるものの、80坪を越える余裕のある敷地。周りは住宅に囲われているが、敷地の奥には日が入る気持ちのよさそうな空間が見て取れた。日が入る空間には明るいリビングを配置、日の入らない空間にはプライバシー空間を配置し、敷地のパフォーマンスを最大限に活かした平屋住宅となってます。

【FLOW HOUSE】家族が流れるように集まり、流れるように家事ができる平屋の家

建築家/中田 啓予
(一級建築士事務所ナカタヒロヨスタジオ)

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今回の計画で施主様が一番不安に思っていた点は「細長い土地に対して日当たりが良く、自分たちの満足がいく家が建つのか」中田氏は敷地を見て、ネガティブな印象は一切なく、広い敷地と日の当たる空間を感じ取り、平屋のイメージがパっと思い浮かんだ。 流れるように敷地の奥へといざなうアプローチ。内部空間も流れるように動きのある計画としている。たまりの場所である東西に寝室と子ども室の居室ボリュームを配置して、中央に配置した水廻りやキッチンを回遊できるよう家事楽動線も配慮し、ストレスなく流れるようにスムーズに家事を行うことができる。陽だまりが心地よいサンルームは、物干し場としてもカフェコーナーや子供の遊び場としても多用途に活用できるよう、ウインドウベンチ(デイベッド)を配置している

今の生活だけでなく、将来歳を取ってからも使いやすさ、飽きのこない楽しさがずっと続く住まいです。

Facade

Facade

ご夫婦で好きな色のモスグリーン。アクセントは、木を使い、暗さを和らげてくれます。 顔の部分に植栽を植え雰囲気が明るくお洒落になります。夜は植栽をライトアップし、温かく帰りを迎えてくれます。

Entrance

Entrance

玄関を入ってすぐの土間収納。靴だけでなく、両サイドにもスペースがあるので、キャンプ用品等も収納できます。小さな扉はキッチンとつながっており、ゴミをすぐに持っていけるよう、玄関近くの土間に置けるようになっています

LDK_1

LDK_1

玄関から流れるようにリビング空間へ細長いリビングですが、軒の深いウッドデッキとつながっているので外と中がつながり、開放的な空間となります。

LDK_2

LDK_2

明るい日差しが差し込む南面にデイベッドを設けています。お昼寝するもよし、ダイニングのベンチとして使うもよし。家族のくつろぎの場となります。デッキとつながる窓も配置し、庭で遊ぶ家族ともつながりをもてるようになっている。

work space

study space

2人並べるカウンターはお子様の勉強スペースや奥様のワークスペースとして。正面がマグネットになっているので、写真やポストカードが飾れます。

work space

work space

書斎はネイビーカラーを使用し、集中力UP効果と落ち着いた空間に。高さを変えられる可動棚があり、本や書類をたっぷり収納できます。在宅ワークの多いご主人様にうれしい、リビングから離れた位置に計画し、家族を気にせず仕事に集中できる。

garden

garden

リビングからつながる庭スペースウッドデッキだけでなく、芝スペースでも子供が自由に遊べる空間となっています。植栽はキッチンから眺められる位置に配置するとともに、南側のお家の玄関を目隠しする効果も狙っている。