新築の家ができるまで【基礎~建て方編】

SUNRISE-arc株式会社(R+house松本店) の飯沼です。

 

私の仕事である現場監督という仕事は、大まかにいうと現場の調整役です。

お客様と弊社で打ち合わせを重ねて、出来上がった図面をもとに、

材料の搬入や、各職人の手配等の工程の管理、品質の管理、現場の安全性の確保、が主な仕事です。

家を新築したことがあるという、お客様は少なく、実際にどんな流れで家が出来上がるのかというところを今回は紹介いたします。

基礎工事が完了して建て方に至るまでを本日は紹介いたします。

 

設計図が完成し基礎工事が着工しますが、基礎には土台を基礎に締め付けるアンカーボルトと柱から

引っ張るホールダウンアンカーボルトがあり図示にて位置が決められています。

これらの金物で、基礎と木造部分とをしっかりとつなげます。

木材加工はプレカット工場にて加工してもらうのですが、土台というのは長さが限られているのでその連結部にはアンカーボルトが必要になります。

またホールダウンアンカーボルトはどの柱の位置にホールダウン金物を取り付けるかが構造計算によって決まっていますので、

基礎図面とプレカット工場より提出されるプレカット承認図面の土台伏せ図と照らし合わせて確認をします。

図面にて確認したボルトの位置は基礎業者の職人さんとコンクリート打設前に確認とチェックを行い、

ズレのないように注意しています。基礎完成時にはアンカーボルトや寸法を現場で最終確認をします。

プレカット承認図は土台、柱の位置、構造の梁や桁の寸法・材質・位置を設計図に基に作成された図面です。

建て方日に合わせて加工の日程を設定しますが2週間前には図面承認印を押して再送することにより、現場搬入日が最終確定します。

基本的には照合確認ですが、サッシの位置高さ等も図面に指示がありますので寸法を確認して指示します。

 

加工した材木(プレカット材)の現場納入日は基礎工事が完成して大工さんが土台を基礎に取り付ける土台敷きの前日か当日の朝になります。

この時点までに土台敷きに必要な部材はこの日に合わせて発注し納入の手配をしておきます。

主には24時間換気の機械本体と配管部材がありますが、これは専門の業者さんに大工さんの進捗状況のタイミングで施工をお願いしています。

機械本体の設置と空気を室内へ送りこむ吸気口と排出する排気口の配管を床下のコンクリート土間上に配置します。

床下に後日は入れるように点検口を設けてはいますが、建て方前に土台の上に構造用下地合板を取り付ける為、この時点で施工しています。

 

土台敷きが完了すると建て方当日までの間はブルーシートで養生をしてもらい雨天の水が部材や床下へ入らないようにします。

天候にもよりますが建て方の前日に外部先行足場の設置をします。

事前に現場納入材の位置は打ちあわせを行い、干渉しないように確認をしておきます。

そうして建て方当日を迎える訳ですが、一日で建物の柱、梁、桁、屋根下地まで組み上げる事を目標にしていますので

大工さんの人数もこの日ばかり7人前後くらい集まります。

構造材の移動組立はクレーン車を設置して行いますが、高所作業も伴いますので安全第一で無理はしないようにお願いしています。

そういった意思疎通も兼ねて朝、作業前に朝礼を行っています。

安心してお住まいいただける建物をお引渡しさせていただく為、業者の協力ともに頑張っていきたいと思います。

こちらの物件の完成した写真はこちら→https://sunrise-arc.jp/orderhouse/works/019.html

 

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9月21日(土)・22日(日)・23日(月)新築完成見学会 

『高台にある景色を一望する家』 

@松本市島内

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